君のとなり





「え、本当にバカじゃん!」



学校帰りに定番のカフェに沙希と慧子と来た。



あの日のことを報告すると、予想通り2人にバカにされた。





「……そんな言い方しなくたって良いじゃーん…。」



「だって、ありえない!」



「何でそんなこと言ったの!?」



チャンスだったのかもしれないのに。と慧子はため息をついた。





チャンスって……
そんな時に悠ちゃんの気持ちをこっちに向けるのは、嫌だった。





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