君のとなり
顔を上げると悠ちゃんとバッチリ目が合った。
胸がドキドキと、うるさいくらいに音をたてている。
「……悠ちゃん」
「ん?」
少し首を傾げた悠ちゃんが、アタシの髪を触ったのと同時ぐらい。
「……すき。悠ちゃんが好き。もうどうしようもないくらい好き!!」
想いが溢れ出して、ついに言ってしまった。
目の前の悠ちゃんは驚いた顔をしたけど、すぐ優しい笑顔に戻った。
「あ、ごめん……気にしなっ……」
「もうちょっと待てるか?」
そう言って額にキスをしてくれた悠ちゃんにそっと頷いた。