*蒼空色Diary*
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「はーいここが食堂でーすっ」
「おぉーっ!!!!人がいっぱい食べ物もいっぱい!!!!」
熟睡だったあたしは何故か部屋にいたユアンに叩き起こされ
「由里亜さんを待たせるワケにはいかないから」と言うユアンに悪態をつきながらも
由里亜が迎えにくる前に部屋の前に出て待っていた。
そして由里亜に連れられて食堂へ。
そして冒頭に戻る。
「今休暇中で家に帰ってる人多いから、これでも少ない方だよ」
由里亜はトレーとお皿をあたし達に渡しながら言う。
「ここは中等部の3学年が合同で使ってるの。
休みが明けたらすっごく混むからねー。
あ、食事はバイキングだから好きなの食べてね」
由里亜の言葉にあたしは目を輝かせた。
目の前にあるたくさんの料理があたしを呼んでいる!!
どれもとても素敵だから全種類少しずつ取ってみた。
「……そんな食べると太るぞ」
「……………ふん」
隣で何か聞こえたけど、無視。無視。
たくさんのお皿をかかえて、ユアンと2人で席に戻る。
3人揃うと、あたしは待ちきれなくて両手を合わせた。
「それじゃ、いただきますっ」
あたしが言うと、由里亜とユアンも笑ってくれた。