*蒼空色Diary*


「それでは、私が呼んだら入ってきて下さいね」


安西先生はそう言うと、教室の中に入っていった。



「………………」


とりあえず、待っている間暇なので辺りを見回してみる。


すると…


「ねー安西先生。転校生ってどんな?」


「そうですねー女の子と男の子なんですけどね」


「マジ?かわいい?」


「女の子は僕の好みではありますね。彼女のよがる姿とか喘ぎ声とか興味ありますし。
縛ったりしたら燃えるかもしれませんね」


「きゃー先生エッチー」


「男の子はアメリカ人でね。僕的にもかっこいいとは思いますけど。
彼の場合は無理矢理攻めたときの顔が見てみたいです。あと、どこまで堪えられるのか」


「先生ってば両方イケるクチだもんねー」



教室内から聞こえてくる楽しそうな先生と生徒の会話。


「……………っ!!!!!」



それを聞いて、一気に背中を駆け上がる冷たい空気。



隣のユアンを見てみれば


「………………」


もはや真っ白な顔をしていて、なんか存在もペラペラの紙のようになっていた。



あの先生…絶対危険だ!!!!!!


あたしが身の危険を感じていると


「じゃ入ってきてください」


扉越しに、変態安西先生の声が聞こえた。


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