叶わない恋。




一週間後―


綾は私に
別れた理由を打ち明けてくれた。


竹中君が綾を振ったこと

勉強に力を入れたい
というのが理由だったこと

だけど、それが
本当かどうか分からないこと

綾がまだ好きなこと







全てを知ったわけではない。

だけど、
綾が私に伝えてくれたことは
嬉しかったし、理解もできた。





その日の夜は
ぐっすり眠れなかった。

もちろん、綾のこと。










このとき、
これからあんなことになるなんて
思ってもみなかった。




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