to dreamer
「だから、情報は持ってるから、何も知らないわけぢゃないの。」
違うんだよ、お前は何も分かってない。
どっちかっつーと、陸に女がよってくんだろーが!
「おい、陽……落ち着けって。」
「……落ち着いてられっか。」
「……ん?仲間割れ?」
震える声で、止めようとした晴季に構わず、俺は立ち上がった。
アホみたいな質問を飛ばす彼女の前に立ち塞がり、睨み合う。
彼女が女、ということも忘れるくらいに、俺は理性が飛んでいた。
「陽、やりすぎ。」