to dreamer


俺は、少し反応した。


『あの』って、こいつ、孝の何か知ってんのか……?


確かに、そんな名前の弟は、2つ下にいるけど。



「だから、何?」


「お前、『大塚陽』なのか?」



いやいや、うち離婚とかしてないから。


弟と違う名字なハズないし。


こいつ………天然か?



「だったら?なんかあんの?」



俺がそう切り返すと、カザマは、黙って俺を見つめていた。


苦虫を噛んだような顔をして。



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