to dreamer
鞘は一人、上でうつぶせのまま、パソコンと睨めっこだし、晴季は参考書を開いて、神はただぼーっと。
陸と俺はたいてい、くだらないことを延々と喋ってる。
けれど、最近陸は、なかなか落とせない美香ちゃんからのメールを待って、そわそわしてる。
そんなとき俺は夏空の下、ぼんやりしながら時間がくるのを待つ。
ゆっくり流れる雲に、ゆったりとしたチャイムが響く。
それで、俺らは、一旦解散。
いい子に掃除して、教室に戻って一緒になって、授業こなして帰りも一緒。
それぞれ家に帰って、また次の日の朝を迎えたら、一緒に登校して一緒に授業受けて、また昼休み、ここに集まる。
いつも同じ毎日の繰り返し。