嘘つきな唇
愛は普段窓の外を眺め、授業中は真面目に授業を受けていた為クラスメイトの顔はおろか隣の席の龍馬の顔すら覚えていなかった…。


いや…覚えるつもりなどなかったのだ…。


と…そこへ…

♪♪♪♪♪♪

愛の携帯が鳴る……。


「失礼します…」

愛はそう言うと携帯をスカートのポケットからシャンパンゴールドの携帯を取りだし、通話ボタンを押す…。


《何をしているんですか?撮影始まりますよ?》

電話の向こうから聞こえてくる声…
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