嘘つきな唇
車内…

愛は頭に手を置くと髪を引っ張る…。

スルッ

とショートヘアーの髪がずれ落ち本来の姿に戻る…。



金髪の腰まである長い髪に…。


「私は本来の貴方が好きですけどね…」

ニッコリ笑う端正な顔つきの男―林原楓は愛の腰を持ち上げ自分の膝の上に乗せる…。

グイッ

「っ…!」

愛は正面を向いたまま楓の膝の上で抱き締められる。


「ん…こうして会うの2ヶ月ぶりだね…会いたかったよ」








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