都の春





俺に出来る、事は………







春香の想いを。。


――消すこと――







俺を憎ませるしかない。










「俺は、無理だ。





春香は、俺の権力…

父上の御為に、東宮様に嫁いでもらわねばならない。



お前の気持ちなんか、俺は知らない!


春香は、俺と父上の権力を得るための道具でしかないんだ!」














今、、


思い出しても胸が痛いよ。



春香…

ごめんな。




俺は、






――お前を愛してる――








死ぬまで告げることはなくてもな。
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