都の春




『ありがとう。

俺は自分の事ばっかりやった…



周りが俺を蔑んで、同情してると思ってた。


親に対して、春菜ちゃんみたいに想ったことがなかった。



情けねぇな』











「そんな事ないどす!


今…

そう翔也はんが思ってはることが、親御はんにとっては一番嬉しいことやないどすか……」







『ありがとう。


板前修行、頑張る!』









彼は強く言った。




うちと翔也はんが、もっと親しくなるのに時間はかかりませんどした。。
















〜一年後〜




彼は、最初うちの家(置屋)に来た時とは真逆の…


とても誠実な見た目になってました。







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