都の春
あの木には伝説がある……』
「それはどういう意味どすか?」
『人、苦難あるとき
我に助け求めよ。
汝の心、
真実なるとき
それに報いん。
..100年前の飢饉で人が苦しんでいたときに、ある聖人が、自分が永く生きれない事を悟り…
自分の替わりに、あの木を植え、そう願をかけたそうだ。
そなたは、何か悩んでおったのではないか?』
うちの悩みを救うために、平安の世に…?
もしかしたら、『『お止め』』を解く鍵が、この平安の世にあるんやろか??
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