恋に恋してる

消えない自己矛盾

和也の部屋で目を覚ました

自分の心の弱さを呪った

昨日のことは何もなかったことにしてほしい と彼に言ったら怒るだろうか?

横で寝ていた和也が起きて目が合った

おはよっといい、頭を撫でた

真花、付き合った記念に何かあげるよ、楽しみにしててね
と和也は言った。



もう付き合った事になっているらしい。
いつ承諾したのかわからなく、
めんどうになって
服を着た。


私には聡が居ること言ってないんだ、まあ、いいか。いないようなもんだし。
と考えて聡にメールを久方ぶりに送った。
ぱちんと携帯を閉じると

帰らなきゃ。と笑顔で送ってくよという言葉もかわして玄関を後にした




あーあ
めんどくさいことになっているようだ
私の中途半端な態度で
また人を傷つけてしまうんだ


だからあの話をしたくなかった
思い出したくなかった
イライラして頭が痛くなった
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