恋に恋してる
後ろからの照明で
影だけが浮き立つ。
演奏が始まると同時に
時間は刻みだす
ギターの音が掻き鳴らされ
ベースが怪しく入って
ドラムで
一つになった。
声が吹き込まれる
不思議な文字を連なり
言葉を生み出す
あの人は
魂そのものだ。
1曲目にして
震えや鳥肌が止まらなかった
タバコはすでに火が消えていた。
激しくステージで音がぶつかりあう
その姿は
かっこよかった。
人間として深い部分が
かっこよかったんだ。
音に支配されていく耳の奥。
いつの間にか涙がほろほろ流れていた。
自分が音に攻められていて
なんか怖くなった。
自分の弱さに直接触れていた
間違いなく・・・あの音は。
自分の世界が頭の映し出された
何処かでバカにして生きていたんだ、
天罰が
下ったんだね、きっと。
曲はたったの五曲。
いつの間にか最後の音が
一つになって宙に浮いて
消えた。
涙は
いずれ渇いた。
自分の心がほっこりしたのが少しわかった。
私は
今の気持ちをアンケートに書いた
いつもは書かないし、
書くこともなかった。
だけど、今あの人たちに伝えなくちゃいけないことが
たくさんあった。
アンケートを四つ折りにして
外に出た。
受付では
店長に気持ちのこもった笑顔を残して
何も言わずに階段を上がっていった
踊り場で、
あの人はタバコを吸っていた
ださくて
かっこわるくて
タバコなんて似合う容姿じゃない
音楽がなければ
私とは縁がないような人だった
私はアンケートを目の前に差し出して無理やり突き出して、
階段をかけあがった。
音楽は好きだけど、少し苦手な男の人だった
顔は唖然としてて
なんか、私がラブレターでも渡したんじゃないかってぐらいの
勢いだった。
私はそれでも気にならなかった
影だけが浮き立つ。
演奏が始まると同時に
時間は刻みだす
ギターの音が掻き鳴らされ
ベースが怪しく入って
ドラムで
一つになった。
声が吹き込まれる
不思議な文字を連なり
言葉を生み出す
あの人は
魂そのものだ。
1曲目にして
震えや鳥肌が止まらなかった
タバコはすでに火が消えていた。
激しくステージで音がぶつかりあう
その姿は
かっこよかった。
人間として深い部分が
かっこよかったんだ。
音に支配されていく耳の奥。
いつの間にか涙がほろほろ流れていた。
自分が音に攻められていて
なんか怖くなった。
自分の弱さに直接触れていた
間違いなく・・・あの音は。
自分の世界が頭の映し出された
何処かでバカにして生きていたんだ、
天罰が
下ったんだね、きっと。
曲はたったの五曲。
いつの間にか最後の音が
一つになって宙に浮いて
消えた。
涙は
いずれ渇いた。
自分の心がほっこりしたのが少しわかった。
私は
今の気持ちをアンケートに書いた
いつもは書かないし、
書くこともなかった。
だけど、今あの人たちに伝えなくちゃいけないことが
たくさんあった。
アンケートを四つ折りにして
外に出た。
受付では
店長に気持ちのこもった笑顔を残して
何も言わずに階段を上がっていった
踊り場で、
あの人はタバコを吸っていた
ださくて
かっこわるくて
タバコなんて似合う容姿じゃない
音楽がなければ
私とは縁がないような人だった
私はアンケートを目の前に差し出して無理やり突き出して、
階段をかけあがった。
音楽は好きだけど、少し苦手な男の人だった
顔は唖然としてて
なんか、私がラブレターでも渡したんじゃないかってぐらいの
勢いだった。
私はそれでも気にならなかった