恋に恋してる
気付いたら11時だった。

はっとしてとりあえず
途中になっていた荷物に
色々押し込んだ。

インターホンが鳴らされて
川上の声がした。
はーい。と返事をしたものの
着替えていないことが判明し、
きっとギネスに認定されるであろうぐらいの早業で顔を高速で
洗い、着替えをして玄関に出た。
今日の川上はビシッとスーツで
決めてきた。
高級な匂いが漂うスーツだった。


私、庶民なんですが
大丈夫なのでしょうか?

そう思ったのも束の間
車はもちろんベンツで
ピカピカだった。←なんて小学生と同じレベル。


さあ、いこう
川上は言った。



昨日ファミレスで一緒に食べてた人?いつからか入れ替わった?
てゆーか
私、この人と本当に
寝たの?


疑問ばかりで車は発進した。
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