恋に恋してる
まりに似合う服を買いに行こう

スーツを着るとスマートな話し方になる川上を見て、見習わなきゃいけないとこはたくさんあった。

え?買うの?!もう用意されてるのかと思った

てか普通スッピンありえねーだろ

急にファミレスの時みたいになって二度見してしまった。やはりまだ私の勝手な行動に怒っているのだろうか・・・。

うそ。という言葉に安堵の息が漏れた。

よし、先にヘアとメイクやりにいこう
・・・そのお金は20万からひかれてくの?

ひかれないよ。気にすんな、つか先渡しとくよ

そう言って封筒を渡された。

こんな、たっ大金持つの初めてだよ


無くすなよ

強く頷いてその言葉、肝に命じた。

かわかみゆうと。私はなんて呼べばいい?あと、かわかみゆうとは何歳なの?

街路樹の葉を滑っていくように走る車。手慣れた感じでウィンカーを出した。

パーティーでは勇人さん。普段は何でもいい。歳は26だ。だからまりの・・・5歳上だな。

何処で知り合った夫婦になるの?


ふっと笑って言った。
幼なじみってとこかな?


前の車を横の車線を使って縫うように追い抜いた。
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