恋に恋してる
結婚式の当日。ちょうど決まったバイトも休みで、予定も何も入らなかった。
知り合いがいない結婚式とはとてもいずらい…式は少し出て帰るつもりだった。
服は川上からもらった薄いピンクのドレスと白いピンヒールのサンダルを着て行った。
色々なことを思い出した。もう忘れなくてはいけない思い出だ。
会場は海が見える教会だった。私も結婚したらこんなとこがいいな、と想像した。
山内の奥さんは純粋無垢で、綺麗だった。
とても2人は幸せそうで、心がやわらかくなった。
山内をもう恨んでないし、憎んでない。
亜美の最後の言葉は私だけが知っている事実だった。
亜美は山内の子供を授かっていた。うれしいと言っていた。
許す時が来たのだ。
式が一通り終わりを迎えるとお手洗いに行くふりをし、外に出た。
空は真っ青で秋の色をしていた。
海沿いを一駅歩くことにした。さざ波が心地よくこの時期にサーフィンをしている人もいた。
日本なんて知りつくしたーと思ってたけど、まだまだ知らない世界はありそうだな
そう海を眺めた。
遠くで人を呼ぶ声が聞こえた。視線を追っていく。
遠くからスーツの人が歩いてくる。
すぐにわかったよ。
かわかみゆうと。
はっきりと私の名前を呼んで近づいてくる。涙が溢れて止まらないんだ。
私の憧れがあそこに居て、今私の名前を呼んでいるよ。
もう会えないかと思ったよ
かわかみゆうと。
私の愛する人。
知り合いがいない結婚式とはとてもいずらい…式は少し出て帰るつもりだった。
服は川上からもらった薄いピンクのドレスと白いピンヒールのサンダルを着て行った。
色々なことを思い出した。もう忘れなくてはいけない思い出だ。
会場は海が見える教会だった。私も結婚したらこんなとこがいいな、と想像した。
山内の奥さんは純粋無垢で、綺麗だった。
とても2人は幸せそうで、心がやわらかくなった。
山内をもう恨んでないし、憎んでない。
亜美の最後の言葉は私だけが知っている事実だった。
亜美は山内の子供を授かっていた。うれしいと言っていた。
許す時が来たのだ。
式が一通り終わりを迎えるとお手洗いに行くふりをし、外に出た。
空は真っ青で秋の色をしていた。
海沿いを一駅歩くことにした。さざ波が心地よくこの時期にサーフィンをしている人もいた。
日本なんて知りつくしたーと思ってたけど、まだまだ知らない世界はありそうだな
そう海を眺めた。
遠くで人を呼ぶ声が聞こえた。視線を追っていく。
遠くからスーツの人が歩いてくる。
すぐにわかったよ。
かわかみゆうと。
はっきりと私の名前を呼んで近づいてくる。涙が溢れて止まらないんだ。
私の憧れがあそこに居て、今私の名前を呼んでいるよ。
もう会えないかと思ったよ
かわかみゆうと。
私の愛する人。