恋に恋してる
走って抱きついたのは私のほうだった。

久しぶり、という川上が懐かしくて、愛しくてしょうがなかった。

会いたかった。その言葉しかでなくて温もりを再確認した。

俺も会いたかったよ、まり

私、まだ好きだよ川上のこと。ずっと私の憧れだよ

まりが俺を好きになる前から、俺は好きだったよ
突然のカミングアウトに頭が回らず意味がわからなかった。

俺はまりに謝らなければいけないことがある

…なに?…

2週間のアルバイトは俺が考えたシナリオ。友里菜は俺の奥さんでもなんでもない。
ただの幼馴染
そういって笑った。さすがいたずら好きの顔をしている

えぇえ?すっかり騙された…。
まんまとはまって恥ずかしくなった。

いつから私を知ってたの?

何度も言っただろ?会社の近くの定食屋でまりは綺麗に焼き魚を食べた。
それが衝撃だった。それだけじゃないよ、まりのアルバイト先のお客、でしたけど?

真相がわかった今、自分は周りが見えていないまだまだ世間をしらない子供だったと実感した。就職に役立つだろう。

付き合ってほしい
川上は真剣に言った。



その言葉早く聞きたかったよ!

今までの答え合わせをしながら、私たちは前に進んだ。












end...
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