荊姫~第二章~
「フフフフフ・・・裂?私が言いたいこと・・わかってるよね~?」

ユキが裂のほうを向いて言った

「・・・あ、あぁ・・わかってる・・・『紫宛はほっとけ』って言いたいんだろ?」

裂は軽く怯えながら紫苑を指差した

「よろしい(ニッコリ」

ユキは綺麗な笑顔で笑うと

スキップをしながら進んでいった

「・・・紫苑、起きろ、置いてくぞ」

「ま・・待って・・くれ」

「・・悪い、ユキが怖いから待てねぇ」

裂は紫苑の静止を無視して

歩き出した
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