荊姫~第二章~
そのとき

ボゥッ!!

外で何かが燃えるような大きな音がした

「「「「!?」」」」

ユキたちは驚いて弾かれたように外を見た

裂は窓に駆け寄り外の様子を見た

「……なんだ…これは………」

裂は愕然としたように固まった

誄華と紫苑が窓に駆け寄り

裂と同じように外の様子を見たが

二人とも絶句していた

「何があったんですか?」

ユキも窓の外をのぞいた

「っだ、ダメです主!!」

誄華はハッとしたようにユキの目をふさいだ
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