荊姫~第二章~
だがユキにはしっかり見えてしまったようで

小刻みに震えていた

「ぁ……っ」

ユキはその場に座り込んでしまった

「主っ……しっかりしてくださいっ」

誄華は座り込んだユキの肩に手を置き

顔を覗き込んでいた

「ユキっ!!」

裂がユキにあわてて駆け寄ってきた

だが

ドォンッ!!

という先ほどより大きい爆発とそれによる揺れにより

ユキたちはバランスを崩し倒れた
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