荊姫~第二章~
「ぅお!!」

「っとと」

「ひゃっ!!」

「あ、主!!」

紫恩は盛大に倒れ

裂はバランスを崩したがなんとか踏みとどまり

ユキは倒れそうになり

誄華はそんなユキを支えた

「…ハァ……ハァ…」

「大丈夫ですか、主?」

ユキの呼吸は荒く

顔色はあまり良くなかった

「……………きゃ」

「え?」

ユキは何かを呟くと

急に立ち上がって外へ駆けだして行った
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