荊姫~第二章~
「……クスクス」

女は一瞬真顔になったが

すぐに口元に歪んだ笑みを浮かべた

「あーあ、ばれちゃったかな?」

女は立ちあがってユキたちを見下ろした

ユキは女が纏う狂気じみた雰囲気に怯えていた

「……誰だ」

「私?……私は『エイラ』、四番目の闇の魔女<ダーク・ウィッチ>よ」

「!?」

裂はユキを強く庇うように抱き締めた

「……闇の魔女」

「そう…あんたに殺されたアレストの無念を晴らしに来た!!」

ボォウッ!!

女そう言うと周りの炎の勢いが増した
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