荊姫~第二章~
「どけ!!この野郎!!」

ギャウッ

裂がユキに襲い掛かっていたの顔面に蹴りを入れた

「大丈夫か、ユキ?」

「あ、う…うん……大丈夫」

ユキに怪我が無いことに安心すると

裂はエイラのほうを見た

「てめぇ……」

裂が睨みつけるが

エイラは歪んだ笑みで笑うだけだった

「クスクス……あんた、私にそんなに力が無いとか言ってるけど…その女だって今は記憶を無くしていて、あんまり役に立ってないじゃない」

「っ……」

ユキは悲しそうに顔を俯けた
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