荊姫~第二章~
「クスクス…どう?大事な人が目の前で傷付く気分は?」

「っ……」

「………」

ユキと裂がエイラを見ると

エイラは楽しそうに二人を見ていた

「エイラ……てめぇ……っ」

「裂!?」

裂はエイラを見ると

剣を取り再び立ち上がって、エイラの前まで歩いていこうとした

「ダメです!!血が止まらないのにっ!!」

「ユキ……」

裂は涙目になって止めようとするユキを見て

足を止めた

だが

「あれ~?もう終わっちゃうの~?」

「……ユキ…直ぐ終わるから……」

エイラの挑発に乗ってしまい

再び歩いていった
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