荊姫~第二章~
「とぼけるな、そこの水色の髪の女が冬野ユキだと言うことは分かっている」

「じゃあ、聞くなよボケが(ボソッ」

「ちょ、ちょっとシンさん!(ボソッ」

分かっている発言をした男にシンは悪態をついた

そんなシンを千沙が咎めた

「……主に何の用ですか?」

「大方、私の命を貰いに来たんでしょ?」

「ほぉ、知っていたのか」

そういいながら男はニヤリと笑った

「なら話は早い……貴様のいn」

「お断りします」

ユキは笑顔で答えた

「……貴様、断るのか?」

「だって、私まだ死にたくないし」

「ならば、力ずくで奪わせてもr」

「ユキっ!!」

「はいはい、いでよ、毒の鷹<ポイズン・ホーク>!!」

ユキは男の言葉を遮り、毒の鷹を召喚した

「なっ、毒の鷹!?こんな高度な召喚をすr」

「口を塞いで、後ろに下がってろ!!」

「毒の鷹、毒の霧で時間を稼いで!!」

《キュォォォォォォォォォ》

「ぐっ、前が見えn」

「主、今のうちに」

男の台詞をことごとく遮って、ユキたちは森へ駆け出した
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