荊姫~第二章~
タッタッタッタッタッタッ・・

「ん?なんかこっちに近づいているような・・・」

バンッ!!

「ッ!!び・・ビックリしたー」

來菜が扉のほうを見ると

ユキを背負った裂がいた

「・・・何かしら、坊や?」

「ハァハァ・・・い、医者を・・呼んでくれ」

來菜は驚いて裂を凝視した

「・・・医者はいらないんじゃないかしら?二人とも元気みたいだし」

裂は息を整えると

來菜を見た

「・・こいつは」

「・・・?」
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