荊姫~第二章~
「……そこの君、たしか…裂君…だったかね?」

医者は

ユキの横で突っ立てた俺に

声をかけてきた

「……なんだ?」

「すまんが、彼女が記憶を失くすまでの経緯を教えてくれ」

「あぁ……実は―――」

俺は

ユキの一族のことや

天界人であることをふせて

全てを話した
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