荊姫~第二章~
俺は、独りになりたくて
静かに外へ出た
そして
ドコッ
「っくそ……!!」
近くにあった木を殴りつけ
その木にもたれかかった
俺は今、酷くイライラしていた
ユキの記憶がなくなるのを阻止できなかった自分に
先ほどからチクリと痛む、己の心に
静かに外へ出た
そして
ドコッ
「っくそ……!!」
近くにあった木を殴りつけ
その木にもたれかかった
俺は今、酷くイライラしていた
ユキの記憶がなくなるのを阻止できなかった自分に
先ほどからチクリと痛む、己の心に