荊姫~第二章~
「……は?」

俺は、間の抜けた声しか出なかった

「実はユキちゃん、さっき急に倒れちゃって……多分、疲れてたんだろうね、だから……」

俺は、來菜の言葉を最後まで聞かずに

家の中へ入っていった

「ちょ、裂君!話しは最後まで聞きなさい!」

後ろで來菜が呼び止める声がしたが

そんなこと、お構いなしだった
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