荊姫~第二章~
ユキの背後から

火の玉……いや、炎の塊と言った方がいいだろう

炎の塊が飛んできて

兵士の体を呑み込んだ

「主に手を出そうなんて、一億年早いですね」

誄華が清々しい笑みで現れた

「おいおい……やり過ぎじゃねぇか?」

続いて紫宛が冷や汗をかきながら現れた

「誄華……紫宛も…」

「大丈夫か、裂?」

「俺は無事だよ」

紫宛が平然と俺に近寄ってきた
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