荊姫~第二章~
「……ユキ…お前」

「記憶が戻ったのか!?」

裂は呆然と立ち尽くして

紫苑は私の肩を掴んで、激しく揺らした

「いぇ、あの、違います!!」

「そうなのか!?戻ったのか!?」

……この人は、人の話を聞かない人なんだろうか

揺らされすぎて、少し気分が悪くなったとき

バキッ

「グハッ!!」

「主に何をしているんですか?紫苑殿?」

誄華が紫苑を殴り飛ばした
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