荊姫~第二章~
「(寝ちゃダメっ…寝たらみんなに迷惑が……でも、ちょっとくらい……)」

ユキはしばらく心の中で葛藤していたが

沈み行く意識には勝てず

とうとう意識を手放した

意識を手放す瞬間に

誰か懐かしい声で自分の名を呼んでいるのを

ユキは聞いた気がした
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