my Sweet Cat...《短編・完結》
「えっ?!」
「アタシもここで寝る。」
エメラルドグリーンの瞳が、鋭く光る。
リビングに布団を敷いて、ベッドを彼女に譲ったら血相を変えてリビングにやって来た。
「みいこさんはベッドで寝ていいよ」
「やだ。キョウイチとイッショに寝る」
俺の顔から火が噴き出しそうになる。
それは確実に、無理だ。
「いや…それはさすがに」
「やだやだやだ!」
長い睫毛に縁取られた瞳が、濡れていく。
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