my Sweet Cat...《短編・完結》



「えっ?!」


「アタシもここで寝る。」


エメラルドグリーンの瞳が、鋭く光る。

リビングに布団を敷いて、ベッドを彼女に譲ったら血相を変えてリビングにやって来た。


「みいこさんはベッドで寝ていいよ」

「やだ。キョウイチとイッショに寝る」


俺の顔から火が噴き出しそうになる。


それは確実に、無理だ。



「いや…それはさすがに」

「やだやだやだ!」



長い睫毛に縁取られた瞳が、濡れていく。




.
< 21 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop