my Sweet Cat...《短編・完結》



車の窓から爽やかな風が吹き込んでくる。


みいこを連れてドライブに来た。


ミィがいるんじゃないかって思って、あの公園に向かう。


一秒でも早く、ミィに会いたい。


みいこならミィもなついてくれるんじゃないかって思うんだ。


「キョウイチ〜」


「なに?」


「ダイスキ〜」


「だっ…大声で叫ぶな」


公園で遊ぶ子供達が、にやにやしながら俺達を見ていく。


みいこは全然気にしていないみたいだけれど。


「キョウイチ〜」


彼女が俺の名前を呼ぶ度に、こんなにも嬉しくなる。


いつまでも、隣にいられたらいいのにな。





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