my Sweet Cat...《短編・完結》



温かい。



「あの日、アタシを拾ってくれて…ありがとう」



「え?」


「キョウイチ…ダイスキ」


チリン…


鈴の音。


ミィにつけていた鈴の…



ベンチの下からさっと走っていく猫を見つけて、俺の身体が反射的に追いかけた。


みいこを残して。


せめて、ミィをみいこに会わせてあげたくて。



「キョウイチ!ダメ!」








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