処女上等!

『私の脇腹で良かったら後で触らせてあげるから、もう少し我慢して…』

秋穂は彼女に耳打ちした


意味を理解した彼女はまたしてもお腹を抱えて笑った

『ウケるんだけど〜!』


彼女が言った


何この子…こわっ!

最近テレビで噂の悪い薬してるんかな…


秋穂は一歩前に進み彼女と距離を取った


前の生徒の後ろ髪が顔に当たる


あ!…この匂い…パンテーンだ…


などと思っていると後ろの彼女が秋穂に近付いた


『ごめんごめん。ちょっとツボに入っちゃって!私は佐知子。友達になろ?』



………
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