処女上等!

その言葉に秋穂は軽くトキめいた

秋穂の中で猛以外の男前はワガママだと思っていたからだ

『博也くんて…いい人だね。』

秋穂が言った

博也は照れたように笑って手を左右に振った

そんな二人を冷やかすように盛り上げる二人

『ひゅ〜ひゅ〜。なんか良い感じだぞ!』

『もう付き合っちゃえよ!』

猛と佐知子が他人事のように言った

博也は真剣な眼差しで秋穂を見つめる

『俺は本気だから。』

『え…そんな急に…少し考えさせて。』

『うん、待ってる!』



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