処女上等!

秋穂は『ありがとね』と言って佐知子の肩をポンッと叩き教室を出て行った

『何なのよ?まぁいっか。私も帰ろ。』

佐知子も教室を後にした


学校を出た秋穂は街にある喫茶店に向かった

今日、博也に返事を返すと約束をしてしまったのだ

喫茶店に入ると窓際のテーブルに座っている博也を見つけた

博也は秋穂に気付きコーヒーを飲む手を止め秋穂に手を振った

そんな他愛もない仕草でさえ様になる

恐るべし…男前…

『ごめん。待った?』

秋穂はテーブルにカバンを下ろして言った



………
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