処女上等!

『博也くんはいい人だしさ、かっこいいし。文句なしに良い男だと思う。でも好きって感情は今はないんだ。』

秋穂が言った

『うん。』

博也が小さく頷く

『博也くんがなんで私なんかを好きなのか解らないけど…もしとりあえずって気持ちで付き合ったら、この温度差は博也くんを傷付けると思うよ。』

『それでも良いって言ったら?』

博也が言った

『それでも良いって言うなら…私は博也くんを試してみたい。』

『試す?』

『うん。試すの!こんな考えってダメかもしれないけど…香水みたいに。』



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