処女上等!

気が付くとすっかり辺りが暗くなっていた

暖かくなったとはいえ夜の風は肌を冷たくさせた


秋穂は答えの出ない問題を家に持ち帰る事にした

公園から家までは歩いて5分ほどの場所だった為、駆け足で家に向かう

その道中に一人の人影を見つけた

秋穂はなるべく距離を取り横を駆け抜けようとした

『あれ…猛?』

秋穂が慌てて足を止める

その人影は猛だった

『秋穂…』

元気のない声で猛が言った



………
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