処女上等!

『そんな…』

秋穂の声が震える

『迷惑なんだよ!』

猛はそう言って走って行った

一人残された秋穂の頬を涙が流れた

薄暗い静かな路地が一層気持ちを沈めさせた

『なんでかな…胸が苦しいよ。』

秋穂は込み上げる感情に蓋を閉め家へと帰った



………
< 46 / 92 >

この作品をシェア

pagetop