処女上等!

『何かの間違いじゃないの?』

秋穂が言った

猛の性格を知りすぎている秋穂に取って信じがたい情報だった

『私だってそう思いたいよ。』

佐知子が言った

その時だった

教室のドアが開き愛美が入ってきたのだ

『秋穂って誰?』

愛美が言った

生徒達の視線が秋穂に集中する

『あ〜貴女ね。』

愛美はそう言って秋穂に近付いた

『なんか用ですか?』

秋穂が問う

『用って程じゃないけど、まぁ報告かな。私、猛と付き合ってるから!』



………
< 54 / 92 >

この作品をシェア

pagetop