処女上等!

猛の体がピクッと反応する

『なんか言ってるよ。』

愛美が言った

『あぁ…ほっとけば良いよ。』

猛は振り返る事なくコンビニから立ち去って行った

秋穂は涙を堪え待ち合わせ場所に走った

すでに来ていた博也の背中に抱き着く

『え…秋穂?どうしたん?』

博也が戸惑う

『なんでもないから…ランドセルだと思って少しだけこうさせて…』

震える声で秋穂が言った

博也は何も聞かず黙って背中で秋穂を慰めた



………
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