処女上等!

博也はニコッと笑みを浮かべた

全く嘘を言っている気配はなかった

『本気で?』

秋穂が聞き直す

『うん。』

『じゃあ彼女とは何処で会ってたの?』

『ないよ。』

博也が言った

秋穂はその言葉の意味が解らなかった

『へ…?』

『だから…彼女が出来た事がないよって。』

『嘘でしょ?』

『嘘って言いたいけどね。』

博也が苦笑いを浮かべた

確かにこの何日間、博也と色々な話しをしてきたが彼女の話しは一度も出て来なかった



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