処女上等!
博也はその言葉に答えるように秋穂の上に覆いかぶさった
薄暗い部屋、微かに見えるお互いの顔
お互いの吐息がその近さを教えてくれた
博也はゆっくりと顔を近づける
たった何センチの距離がやたら遠く感じた
やっとの思いで唇にたどり着く
優しい柔らかさが博也を包み込んだ
時折、歯が当たりお互いに笑みがこぼれた
博也は唇を重ねたまま右手を秋穂の胸に運んだ
華奢な体に似合わない膨らみに博也の手が触れる
『……ん…。』
喉の奥から声が漏れた
………