永い片思い【短】
唯花の苦しみ
唯花と高城が付き合い始めて半年が過ぎようとしていた。

季節はすっかり秋になっていた…


久しぶりにうちに来た唯花は話し方は明るいが、あきらかに様子がおかしかった…


茶色い大きな目にクマができ半年前よりも痩せたような気がした。


「唯花…。高城と上手くいってるのか?」

「えー上手くいってるに決まってるじゃん…」


やっぱり様子がおかしい…

「あのな…お前無理しすぎ~。何年の付き合いだと思ってるんだ。なんかあっただろ?」

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