星の至宝〜神々の唄〜
#2 壊された幸せ
不穏
マリーは、鼻をくすぐるスープのいい匂いで目を覚ました。
どうやら今日はお師匠様が朝ご飯をつくってくれたらしい…
寝起きのぼんやりとした頭でそう考える。
一応朝ご飯をつくるのはマリーの仕事だったが、今日のようにシリウスが作るときは、そっと目覚ましを切っておいてくれるのだ。
まだ布団と離れがたかったが、じきに起こされるだろうと思い、なんとか布団から這い出る。
顔を洗えばいくらかしゃきっとしたようで、まともな思考回路が働きはじめる。
お師匠様…今日は朝から占いでもしたのかしら?
何も用がないにもかかわらず、シリウスが朝から動きだすのはそれしか考えられなかった。
何事も完璧なシリウスは、唯一朝が苦手だったからだ。
どうやら今日はお師匠様が朝ご飯をつくってくれたらしい…
寝起きのぼんやりとした頭でそう考える。
一応朝ご飯をつくるのはマリーの仕事だったが、今日のようにシリウスが作るときは、そっと目覚ましを切っておいてくれるのだ。
まだ布団と離れがたかったが、じきに起こされるだろうと思い、なんとか布団から這い出る。
顔を洗えばいくらかしゃきっとしたようで、まともな思考回路が働きはじめる。
お師匠様…今日は朝から占いでもしたのかしら?
何も用がないにもかかわらず、シリウスが朝から動きだすのはそれしか考えられなかった。
何事も完璧なシリウスは、唯一朝が苦手だったからだ。