Chocolate ~ come true ~
『あたしが危険な目に合ったら、あなたが助けてくれる。だから、あなたが危険な目に合ったら、あたしが助ける。これなら文句ないでしょ?笑』

あたしが笑うと、


『変なやつ。名前も知らねぇー人についてくるなんて、普通の常識じゃ有り得ねぇーだろ?習わなかった?知らない人には、ついてくなって!お前になんかあっても面倒だから、ついてくるなら、早く来い…!』

彼はあたしの手をひいて、船の奥へと進んだ。


何なんだろう…この安心感は。
ただ手を繋いだだけなのに、自然と安心できるこの感じ……。


あの転落事故から、あたしの人生が変わった…?!のかもしれない。


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